バックは任せろ! 〜 察する日常 〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 公共事業バッシング

<<   作成日時 : 2014/09/23 15:44   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

朝日新聞だけの問題ではないと思われるが、公共事業が上手くいくと何か困るのか?
公共工事の未消化16兆円 発注増と人手不足で過去最高 (朝日デジタル)

『 国や自治体による公共事業で、建設業界が受注した工事がどれだけ残っているかを示す「未消化工事高」が7月に16兆7333億円になり、過去最高になった。安倍政権は景気対策で多くの工事を発注しているが、人手不足や資材高騰で着工が遅れるなどして積み上がっているという。

 国土交通省が17日に発表した7月分の建設総合統計でわかった。未消化工事高は、業者が国や自治体から受注した公共工事額から終わった分の工事額を引いた金額で、国交省が一部の業者を調べて推計している。

 7月は6月より8439億円増え、3月から5カ月続けての増加になった。ここ数年は10兆〜12兆円台が多かったが、昨年から増え始めてついに16兆円を超えた。統計を取り始めた09年1月以来最も多い。』

【藤井聡】もう一つの「朝日誤報」疑惑  (三橋貴明の「新」日本経済新聞)

<一部抜粋>
この報道によれば,
「建設業界が受注した工事がどれだけ残っているかを示す「未消化工事高」が,統計始まって以来の高い水準になっている」という「事実」を指摘した上で,「人手不足や資材高騰で着工が遅れているなどして積み上がっている」という,大手ゼネコン関係者の声が報道されています.

そして,(人手不足や資材高騰のために,公共事業をやろうとする業者が現れないという現象であるところの)「入札不調」もある,と指摘し,その上で「結論」として,

「(10%への増税を控えた今,政府では…)追加景気対策も検討され始めた.だが,工事が思うように出来なければ,景気を底上げする効果が薄まるおそれがある」 と述べています.

以上の記事を「素直」に読めば,
 (1)政府は公共工事を増やして,景気対策をやろうとしている
 (2)でも,今は人手不足等で,業者がそれを受注しても円滑に進められないし
 (3)それ以前に,人手不足等のために,受注することすら難しい状況にある.」

という論旨が読み取れることになります.そして,通常の知性のある方なら,これらを読めば,

「なるほど!
今,政府には,景気対策で公共工事を増やそうっていう議論があるようだが,
そんな政府の議論は,ナンセンス極まりない,ってことだな.
公共事業の予算を増やすのは,やっぱり,愚策なんだ.」

と判断するように誘導される可能性が極めて高い,と思われます.

しかし!
この,(2)(3)はいずれも明確に「事実と大きく乖離」しています.

そもそも,上記の(3)の主張が想定する「入札不調」が存在することは事実であったとしても,その入札不調の割合は,去年よりも今年の方が「減少している」のが事実なのです.

すなわち,当方の下記Facebookで紹介したように,去年よりも今年の方が「受注率が10%以上も高い」のです!


この一点だけでも,今回の朝日の報道は事実と乖離していると言うことができるのですが,これよりも,もっと深刻な「誤解」は,上記の(2)に関連したものです.

たしかに,朝日が報道した「『未消化工事高』は,統計始まって以来の高い水準だ」ということは事実です.しかしその原因は,朝日の報道が示しているように「人手不足があるから」ということが原因なのでは「ない」のです.

むしろそれとは「逆」(!)に,全国各地の公共工事の発注が,上記のように「より順調に進んでいる」が故に『未消化工事高』が本年最高水準に達しているのです.

そもそも『未消化工事高』というのは,工事が完了していない工事の総金額ですが,それは,年度がはじまったばかりの7月時点では,当然ながら「受注した工事の総額」とほぼ同じになります.なぜといって,政府から仕事を請け負った業者が,その工事をスグに完了することなどあり得ないからです(そんなこと,当たり前です).

つまり,この『未消化工事高』という指標は,年度前半で調べれば,「工事発注業務が円滑かつ大量に進んでいる場合に,大きくなる指標」なのです.だから「公共事業政策が円滑に進んでいない証拠」とは全く違って,その「真逆」の「公共事業政策が円滑に進んでいる証拠」とすら解釈でき得るものなのです(!).....

ということで,今回の朝日の報道には,W吉田誤報事件と全く同様の構造が,「公共事業」を巡っても存在していることを強烈に示唆しています.

つまり,朝日のご担当の記者の方が,「未消化工事高」という名前のイメージだけ捕まえて,その内容を十分に考えもせず調べもせずに,彼らが共有している公共事業バッシング的な「空気」にて信じられている「物語」「ストーリー」に基づいてそのデータを勝手に解釈し

「なるほど,この未消化工事高が最高水準になってるっていうデータは,結局は,人手や業者不足があって,公共事業がうまく『こなせてない』,ってことの証拠になってるよ!」

と,「まるっきり逆」の解釈をして,(小躍りでもする様な勢いで)報道をしてしまった....というのが,今回の「誤報」とも言い得る報道の実態である疑義が極めて濃厚ではないかと筆者には思えてならないわけです.

朝日新聞の誤報問題などの後、こうなってくると朝日の誘導報道はみんな怪しいタクラミがあるとしか思えません。

  


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
公共事業バッシング バックは任せろ! 〜 察する日常 〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる